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Domi & JD Beck

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Not Tight (2022)

最近ようやく(今更ですが)Twitterを始めました。最初はTwitter独自の(暗黙の?)ルールがよく分かっておらず苦労しましたが、子どもにその意味を分かりやすく説明してもらい、ようやく楽しめるようになってきたところです。ただ、フォローする際の声掛けルール?無言フォロー?どっちが良いのかについては、いまだによく分かっていません。

Twitterを勧められたのはもう10年以上前でしょうかね。こういう世界だったのですね。意味が今頃やっと理解できました。トホホ。

さて本題。Domi & JD Beck。そうです。この2人はTwitterで知りました(きっぱり)。正直お恥ずかしい限りなのですが、キーボードのDomiとドラマーのJD Beckのこのコンビ。まだ22歳と18歳ですって!ちょっと才能があまりに早熟過ぎますね。一体どういう環境であればこういう凄い音楽家が育つのでしょうか。特にドラムのJDなんかは超が付くほどのテクニシャン。まるで若い時の高橋幸宏さんみたいなタイトなドラミング。聴かせに聴かせます。打ち込みの高速ドラムンベースを人間がこうも正確に叩けるなんてもう信じられません。しかもそこには幸宏さん同様に、どこか意識したかのような微妙な音の揺らぎ、タイム感(=気持ちよさ)も感じさせますので無敵です。

アルバムは15曲入。短めの曲ばかりでつないでいきますが、全然駄曲なし。Domiの情感溢れる音色のキーに合わせて、まるでアドリブだけで叩いているような天才的なJDのドラミング。それを受けてまたDomiが世界観を変えた音色で応じる。完全にジャズ。凄まじくカッコイイです。ゲストも大物ばかりで、BNレーベルが力を入れた新人だということを表しています。今日カフェで聴いて記事書いていましたが、世界観が気持ちよすぎてもうなんじゃこりゃ!筆が止まってしまいました。


※ ※ ※


SoulやJazzの揺り戻しというか、NEO的というか、そのような動きは何年も前からあるものです。古くはもちろん帝王Miles DavisやOrnette Coleman。80~90年代だとM-BASE、Teddy Riley、D’AngeloやMaxwell、ATCQやLarge教授にDJ Premier。最近ですとAdrian Young、Jose James。あるいはRobert GlasperやThundercatのようなミュージシャンたち。一回価値観やジャンル的なものが構築されると、必ずそこを打ち破ろうとする者が現れるといいますか、そのカテゴリーから逸脱するような、革新的なスタイルが出てきます(但し必ずそこに深いルーツを感じさせます)。

さあこの異色の2人が次はどの方向にベクトルを向けていくのか。天才的とはいえ2人ともまだまだ若いですので、共演したミュージシャン達から大いに影響は受けていくでしょうし、古いレコードやCDを聴いて驚き、スタイル、スタンスが変わっていくこともあるでしょう。これからどうなっていくのかまだ分かりませんが、イノベーターとしての物凄い可能性を秘めていることだけは確かです。


# by olskooljam | 2022-08-07 22:00 | Jazz

Peter Bernstein

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Peter Bernstein - What Comes Next (2020)

実はここ数年は(といっても5年ほどですが)Jazzばかり聴いています。勿論それ以前よりJazzも聴いていましたが、改めてCharlie Parkerからしっかり聴き直し始めまして、Modern Jazzの名盤と言われるようなモノについては、ほぼ聴き尽くしてしまった状況です。嬉しいような嬉しくないような?

続いて70年代から80年代。リアルタイムの作品も徐々に多くなり、良い作品もめちゃくちゃ多いのですが、50年代~60年代前半と比べると、どうしてもやはり熱量というか、シーンの停滞という意味等で違いを感じてしまいます。ストレイトアヘッドな作品も少ないですしね。

最近のJazzシーンについては、少ししかチェックできていないです。そんな中ですが、このPeter Bernsteinはずっとお気に入りの一人。2020年にリリースされたソロ名義での最新作もよく聞いています。Wes調のギターの音色が堪らなく魅力的な方で、焼き直しの”Simple As That”等、極上のセッションが聴けます(Smoke Sessionsですので音が良いです)。

Peterはどの作品でも、あ、Peterだなこれってとよく分かるフレージングが多い方です。同業者ではDiana Krallとよく演奏しているAnthony Wilsonも好きですが、あちらはソロ作ではいまいちの印象を受けています。勿論クオリティという意味では文句なしです。

リズム隊の二人(Peter Washington & Joe Farnsworth)も素晴らしく、生でNYで聴きたい極上の一枚。


# by olskooljam | 2022-07-23 14:29 | Jazz

olskooljam classics vol. 308

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Luther Vandross - I’m Only Human (1998)

久々過ぎるオレクラシック。Lutherといえば(ソウルファン視点でいえば)、どうしてもやはりグループ時代と初期の4枚を評価される方が多いかと思います。勿論私もその一人です。

しかし後期のこの曲。正直リリース当時はブラコン食傷気味ということもあり、無視していた一枚からですが、この曲の持つグルーヴ感は素晴らしいの一言。

助太刀しているのはCassandra WilsonとBob James。特にCassandra姉さんの唄うサビがあまりに良すぎです。文句なしのR&Bクラシック。


# by olskooljam | 2022-07-23 13:54 | olskooljam classics

Rebecca

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邦題「レベッカ」。1940年作品。

FHD録画版(75-inch 4K Ultra HD Monitor + 5.1ch環境)にて鑑賞。

このブログ随分間が空きましたが、またボチボチですが更新していきます。人生色々。ご愛顧いただけている皆様またどうぞよろしくお願いいたします。

さて本題です。ヒッチコックの作品については、中高生時にLDなどで随分観ましたが、どういう訳かこの作品だけはスルーしていました。戦時中ということもあり、とても苦労し撮影された一本とのことですが、さすがに素晴らしい仕上がりです。

あらすじ
妻を亡くした男が、傷心の旅で訪れた夏のモンテカルロ。 世間知らずで純真無垢な主人公の“私”が、数奇な運命で彼と出会い恋に落ちる。 そんな“私”があることで追い詰められていくことに...

Laurence Olivier
マンダレイ家の主人マキシム役。ローレンス・オリビエ!言うまでもなく名優ですが、私世代ですとダスティン・ホフマンの「マラソンマン」等での印象(あれ怖かったです)となってしまいますので、晩年も晩年しか知りませんでした。ここでの演技はさすがに素晴らしく、感情が揺れ動く様、悩む様子などが観客にしっかりと伝わってきます。あとそれ以上にやはり物凄いイケメンだったのですね。文句なし。

Joan Fontaine
主人公わたし役。この当時で22~23歳くらいだと思いますが、この監督の作品に出演する女優さんは、皆が皆めちゃくちゃに美しい方ばかり。白黒映画ですが、アップの描写では溜息が漏れるほどです。緊張する場面が多い作品ですが、言葉を発しない場面での演技などは、こちらにその緊張感がじわじわと伝わってきます。初々しさ全開。

好きなシークエンス。やはり監督独特のカメラワークが冴えるお屋敷内でのシ-ン。次の部屋に行く場面の描写などは、ヒッチコック好きな方ならば、そうそうこれ、キタキタという感じです。

今から80年以上前に撮影された作品。当時の映画ファンの方は、封切りでこんな凄い作品を観て楽しんでいたのですね。リメイクされたのも納得の逸品。私のようにスルーしていた方には特にオススメです。

Directed by Alfred Hitchcock.


# by olskooljam | 2022-07-17 14:23 | Cinema

Blue Note Re:imagined

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Blue Note Re:imagined (2020)

話題のUKのコンピ物。収録内容は以下の通り。

Track Listing:
1 Jorja Smith - Rose Rouge
2 Ezra Collective - Footprints
3 Poppy Ajudha - Watermelon Man (Under The Sun)
4 Jordan Rakei - Wind Parade
5 Skinny Pelembe - Illusion (Silly Apparition)
6 Alfa Mist - Galaxy
7 Ishmael Ensemble - Search For Peace
8 Nubya Garcia - A Shade Of Jade
9 Steam Down - Etcetera (feat Afronaut Zu)
10 Blue Lab Beats - Montara
11 Yazmin Lacey - I’ll Never Stop Loving You
12 Fieh - Armageddon
13 Mr Jukes - Maiden Voyage
14 Shabaka Hutchings - Prints Tie
15 Melt Yourself Down - Caribbean Fire Dance
16 Emma Jean Thackray - Speak No Evil/Night Dreamer

うーん凄い。知らないアーティストばかりの全16組!しかもオリジナルを知らない曲まで入っている!いやあお恥ずかしい限りです。ですがどれも独自の解釈で調理されてあり、聴き応えはタップリ。

個人的に気に入ったのは2、6、8、10、14。どれもUKらしく繊細な仕上がり。若い世代はこういう風にJazzやFusionを再構築しているんだな~と感心しました。

Jazzは今も生きていると実感。ブルーノートはDon Was体制になって完全に軌道に乗せてきましたね。


# by olskooljam | 2020-11-22 17:47 | Jazz