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Mogwai

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Special Moves (2010)

最近どういうわけかRoxy MusicやDire Straits、Prefab Sprout等の旧譜を聴いています。そこで感じるのは、やはりあの国の音楽は独特の湿り気のようなものがあり、また音作りは洗練されているよなということです。そのことを再認識した次第。とはいえRock界隈の状況については、最近どころかここウン十年ほとんど聴いていないものですから、本当に知りません。そのことを踏まえてのMogwaiエントリー。

このバンドを知ったのは昨年末くらいでしたか。たまたま見たPVの印象が強烈で、最近でもこういう骨太な表現ができるバンドもいるんだと認識しました。何しろ見た目があのREMのように地味なのに、出してくる音は暴力的で巨大。そして基本なスタイルはインスト主体。またギターは何と3本もいて、それぞれがディストーションの効いた轟音を響かせるというもの。形は違えど、受ける印象はまるで若きKing Crimsonかのようです。

このAlbumはベスト盤的選曲のライブ盤。演奏はもちろん録音も大変に良く臨場感のある仕上りです。全曲好みですが、最高なのはやはり"Mogwai Fear Satan"と"2 Rights Make 1 Wrong"。特に後者の叙情性についてはちょっと特別なものを感じさせます。



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by olskooljam | 2018-09-09 15:02 | Rock

Dexter Gordon

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One Flight Up (1964)

パリで録音されたデクスターの64年作品。オリジナル盤の収録はたったの3曲ですが、全曲良演奏ですね。

1曲目"Tanya"はミディアムですが、結構な緊張感が持続するナンバーでなかなか。主役Dexは勿論良いですが、曲を書いたDonald Byrdもまた名演奏。浮遊感のある自分独自の世界観を見せつけます。バラードの終曲"Darn That Dream"などは、お気に入りのイヤホンで深夜に聴くと、演奏の素晴らしさに圧倒されます。

アメリカやフランスでは、私の生まれる前にこのような演奏が録音されていたという事実。聴くたび、築き上げられた文化の違いと、その重みを感じます。大人の演奏を満喫できる一枚。



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by olskooljam | 2018-09-01 16:05 | Jazz

Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

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邦題「スリー・ビルボード」。2017年作品。

Blu-Ray盤にて鑑賞(60-inch 1080p HDTV+5.1ch環境)

ようやく鑑賞することができました。予告編を見た時から気になっていましたが、テーマ的には非常に重い題材。しかもキャストが地味で、主役はあのFargoのFrances McDormand。重厚な雰囲気がプンプンします。

Frances McDormand
まあとにかく上手い。Fargoの時もそうでしたが、どの絵においても落ち着いています。そこに年齢的な落ち着きも加わり、どの場面でも不足感は一切感じさせません。眼の動きだけで演技ができるレベルです。冷静沈着。やはり賞を受賞するのに相応しいですね。

Sam Rockwell
以前取り上げた「月に囚われた男」のあの俳優。いい加減な雰囲気といいますか、不安定で微妙なる感情を、ごく自然に醸し出すことができていることに驚かされます。表情やその仕草も監督の思う人物像になりきって演技しています。素晴らしい。

設定はアメリカの(架空の)田舎町。広大なかの地の地方では、根強い人種差別が残っていたり、一筋縄ではいかない多様な事情があるのだと、濃厚な映像を通じて訴えてきます。やはりこれは観るべき一本でした。

Directed by Martin McDonagh.



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by olskooljam | 2018-09-01 12:39 | Movie