カテゴリ:olskooljam classics( 302 )

olskooljam classics vol. 301

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Oran Juice Jones - Never Say Goodbye (1989)

オランの3rdから必殺の甘茶ソウル。Tashanらと共にDef Jamからリリースされたこの作品については、地味過ぎてほとんど売れた覚えがないのですが、この曲ではR&Bスタイリストとしての面目躍如。どこかすかしたような不思議なファルセット・ボイスを駆使して、ド直球で極甘なスウィート・ソウルの世界を描いています。

トラックも生ドラムを中心とし、全体をシンプルにまとめてあり好印象。80's的なキーボードのノリも今では心地よく響きます。改めていい曲で感心しました。



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by olskooljam | 2018-05-26 14:51 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 300

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Kipper Jones - Footsteps In The Dark (1990)

足かけ何年?ついにvol. 300まで来てしまいました。

私がブラック・ミュージックの特異なる魅力に目覚め始めたのは、小学校高学年から中学生にかけての頃。その中で当時私が特にスゴイと思ったのが、あのIsley Brothers。ド派手な見た目と、何ともエロいソウル・ミュージック独特のキーボード・グルーヴ。当時ですらシーンからはちょっと浮いていた兄弟達ですが、私はその音楽性に完全に魅了されていました。

Kipper Jonesは数年前、マイスペを通じて個人的に交流があり、以前このブログでも一部その発言を取り上げさせて頂きました。本当に才能がある人で、私と一緒でソウル・ミュージックが心から好きなんだなあという印象でした。一方でこの業界自体には、少し辛辣な意見がありましたね。

この曲はそのKipperがIsleysの代表曲に果敢に挑んだカヴァー。Albumではソウル~ファンク賛歌の名曲"Carry On..."の次曲に位置しており、終盤にあるKipperの語り

"Miki Howard, and The Isley Brothers..."

に続き、間髪おかず強烈なバスドラ!それをイントロにして始まります。Kipperの唄はといえば、ロンのイメージを壊さないようにしながらも、所々でソウルフル且つあの独特な節回しを披露。これがもう堪りません。ベイス、キーボードの使い方も絶妙で、私は正直オリジより好みだったりします。

ソウル・ミュージックの歴史に対する感謝そして愛。けしてセールスにつながった曲ではありませんが、この曲に込められた熱い想いは、私の300クラシックに対する想いと同様かと思います。

変わりゆく同じもの。ソウル・ミュージックって素晴らしい。



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by olskooljam | 2018-02-10 14:47 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 299

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Dennis Edwards - Coolin' Out (1985)

ソロのDennisといえば"Don't Look Any Further"。この曲の重要性はといえば、ファンク・マスターRick Jamesが作り上げた"All Night Long"以上。Soul/R&Bシーンにおいては、これからもその価値が色褪せることなどないでしょう。

とはいえ、当時の私の受け止め方といえばまた別。Dennisの歌唱自体でいえば、2ndソロにおいてのオーティス他絶唱ぶりのほうが、より好みでした。暴力的な爆発力とでもいうべき、ソウル・シャウターの熱き魂。このAlbumのタイトル曲などは大好きな一曲。夜な夜な大音量で、このようなバラードばかりを連続で聴いていた私は、まだまだ未成年でありました。

晩年については、シーンの中心から少し外れたところにいたDennis。確かに色々あったのでしょうが、その個性的で強烈な存在感は、強者揃いの歴代Tempsリードの中においても、まさに別格級でした。



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by olskooljam | 2018-02-09 15:22 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 298

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Glenn Jones - All I Need To Know (1987)

新年、明けましておめでとうございます。私は思わぬアクシデントがあった為、ひたすら身体を休める日々ですが、音楽だけは聴いています。

この曲実は、1989年にLinda Ronstadt & Aaron Nevilleが大ヒットさせたあの"Don't Know Much"(オリジは1980年で作者Barry Mann自身が唄っています)のタイトル違い同曲。どういう訳かあまり語られることがないようですが、ソウル新伝承派のグレジョンは何とそれより2年も前に、既にこの名曲を唄っていたのです。

ヒットした1989年。私はもう既にGlenn版のCDを2年前に購入し聴きまくっておりましたので、Glennが今一ブレイクしない現実を受け止めきれず、大変に悔しい気持ちでいたものです。ただAaronも大好きですので複雑ではありました。

Glenn版は丁寧なアレンジとミックスにより、オケ自体は完璧な王道バラード仕立てであり、取り立てて大きな文句はありません。また中盤~後半にはゴスペル隊を組み込み、壮大な雰囲気で最終章まで突入します。期待の唄い込みについてはまずまずというところですが、後半のアドリブ崩しは、やはりこの世界の第一人者たる風格。その高揚感たるややはり別格!
 
今年もやはりソウル・ミュージック。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。



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by olskooljam | 2018-01-03 23:40 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 297


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Glenn Jones - Since You've Been Gone (1994)

見過ごされがちな極上Albumより、このR&Bスローを。

Glenn Jonesも今や大ベテランの域。しかしこの時期はキャリア的にも、唄的にも、ちょうど落ち着き始めた頃。大人向けのR&Bクルーナーとして、良質な作品を次々に生み出していました。やや地味なこの曲については、今まで余り言及されたことがないと思いますが、心底グレジョンの唄に惚れているソウルファンには、もう堪らない唄世界かと思います。

いきなりキィ~っとドアが開き、

"is that's you babe? yeah, it's me..."

映画のようなシチュエーションから始まる、ドラマチックなイントロ。自身で付けるコーラスは多様且つ彩り鮮やか。肝心の唄声についても、充分すぎるほどの艶が溢れます。後半お得意のアドリブでは、素晴らしい表現力にやはり持っていかれてしまいます。

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by olskooljam | 2017-07-23 15:37 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 296

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Tony Momrelle - Freetime (1999)

もう一曲。中庸ミッドR&Bダンサーのお気に入りを。定番Albumの表題曲。最近手に入れた超小型DAPで聴くこの曲は、中高域が非常に滑らかであり、かつR&Bトラックのキモとなる低域についても、安定度は抜群。Tonyのエモーショナルな唄の魅力が、更に引き立つ仕上がりです。

しかしTony Momrelleはいつ聴いても本当に素晴らしい。ダイナミックで抑揚もあり、感情が聴き手にダイレクトに伝わってくる。R&Bクルーナーもいいですが、ソウル・シンガーたるもの、やはりこうでなくてはいけないと、改めて感心そしてまた感心。



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by olskooljam | 2017-06-10 13:34 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 295

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Portrait - You (1992)

バリバリのNJS作品の中において、いぶし銀の如く光る一曲。こういう何でもないような(地味な)ミッドR&Bダンサーは、その通りAlbumの中ではどうしても見過ごされがち。しかし今でも聴けるのは意外とこういう楽曲なんですよね。

キーボードの印象的なフレーズとPhillip Johnsonの軽やかな唄い方の魅力。共に文句ナシ。プロデューサーのMichael Angelo Saulsberryの音選びセンスに、ただただ感心。


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by olskooljam | 2017-06-10 13:15 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 294

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Aretha Franklin - Love All the Hurt Away (1981)

ドッコイ聴いてるソウル・ミュージック。そういえばArethaを取り上げたことがないような気がしてきました。これはGeorge Bensonとのデュエットですが、大好きなSam Deesの書下ろし極上曲。

ここでのArethaは、Arethaにしては抑えに抑えた表現で唄っており、例の爆発的なフレーズは少な目。しかしながらこの完成度。二人の歌唱、メロディー、アレンジその全てが完璧。バックを固めるスタジオ・ミュージシャンも、TOTOを中心としたFusion界のスーパースター達がズラリ。豪華絢爛その一言。

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by olskooljam | 2017-03-18 22:12 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 293

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Cocoa Tea - Like A Love Song (1991)

Coco-Tのラヴァーズ・チューン。90年代前半のMusic Worksといえば質、量共に別格。その中でも群を抜いて素晴らしかった一曲。

Coco-Tの唄はルーツィー且つ独特の節回しが特徴ですが、ここでは非常にR&Bライクな唄い方、スタンス。それはおそらく意識的。プロデューサーであるGussieやDean Fraser、Mikey Bennettからの指示もあったのでしょう。


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by olskooljam | 2016-06-26 12:20 | olskooljam classics

olskooljam classics vol. 292

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Keith Sweat - Chocolate Girl (1996)

KeithのNo.1ソングといえば?そんなの山下達郎さんも絶賛の"Nobody"に尽きる、議論の余地など全くナシ!と言ったところでしょうが、私などはこの曲にKeithの真髄を感じます。

Isley's趣味を別の次元にまで昇華させた、狂おしいまでのスローR&Bソング。濃厚、濃密。ドロッと溢れ出るチョコレート・エキス。


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by olskooljam | 2016-06-04 19:21 | olskooljam classics