![]() 特に開始当初は、ソウル・R&Bについて猛烈な勢いで聴いており、メジャーモノは当然としてINDIEやレア盤、はたまたお蔵入り盤などなど、正直もう聴きたいものが一時なくなってしまった?ほど。まさにフリーク中のフリーク。ソウル、R&Bの超重症リスナーの一人でした。時期的にも2000年前後は、専門店を中心にマイナー物がもてはやされていたこともあり、信じられないほどチヤホヤされていた時期でしたので、ドップリとその波に飲まれてしまっていたのかもしれません。それらのお皿を今聴くと中にはおお!というのもあれば、さすがにちょっとキツいなというのもあり、玉石混交という印象です。特にINDIEモノについては当時からいなたい部分を内包しており、逆にそれが変な魅力に繋がっていたような気がします。当時も聴いていてスローはいいけれど、ダンサーだけはキツイものが多いなと思っていましたが、その部分が今はちょっとというか更にキツイなという印象です。そのような感覚はあったりします。 ところが今はさすがに月日なりに?変わってきました。年齢なりといいますか、身体がもう少し落ち着いた音楽を求めてきています。順番としてはSOULやHIP-HOPに替わって、JAZZがここ10年ほどでメインクラスに昇格。昔の自分では考えられないほどの変化です。 そういえば昔雑誌で、「BOB MARLEYとJAZZは老後の楽しみ」みたいな記事を読んだ覚えがありますが、いやあ本当その通りです。若い時はMILES等の影響を受けたりして、年をとっても古臭いJAZZなんて絶対に聴かないぞ!みたいな意地を張っていたものです。一時連絡し合っていたあのKIPPER JONESも、名曲CARRY ON..の中ではJAZZやBLUESじゃなく、俺たちはFUNKこそをサポートし繋いでいくのさ、なんて唄っていましたが、心の中でそうだそうだ!なんて思っていたものです笑 ![]() そこでその原因を考えてみました。この10年ほどの間に、JAZZがとても心地よく聴けるようになってきたのは、どうやら趣味のポータブルオーディオからの影響が少なくないようです。イヤホンやヘッドホンでじっくりと音質を確認し、ある意味確かめていく作業。これが小編成のJAZZなんかは、機器によって物凄く音が変わって聴こえてくる訳です。1950年代のステレオ録音の出始めの物であっても、JAZZは録音が良い状態で残っている物が多くあり、それをヘッドホン等でじっくりと聴くということ。これがまあ何とも言えずもう堪りません。当時の録音スタジオの空気というか、共鳴し合う楽器の深い音色が手に取るように分かり、ああ唄モノじゃなくても、こんなにも深い感情が伝わってくるんだなあという感じ。 ![]() Amaro Freitas - Y'Y (2024) 古いジャズだけでなく、現代ジャズにおいても勿論音質は良好です。スタジオで一発録音されたようなものもあり、例えばAMARO FIESTASの2024年盤。リファレンス的なまでの(ちょっと異常な)音の良さです。結局ジャスというか、生楽器主体の音楽自体が、オーディオファイルには良く合うということなのかもしれません。 音質と音楽そのものの魅力。これは相反するものではなく、個人的には同居していることが理想的です。例えばHIP-HOPのBOOM BAPなんかは、ローファイな音が魅力的な部分でもあるのですが、一方でローファイでも出来る限り良い音で聴きたいなという想いもあります。良い音、最良の音というと語弊がありますが、例えば野外や空間の広い場所で聴くHIP-HOPだと、高価な機器ではなくラジカセで聴いたほうが、ちょっと気分ということもありますので、やはりジャンルによるというか、もちろんケースバイケースもあるかもしれません? ![]() Sonny Rollins and the Contemporary Leaders (1959) SONNY ROLLINSのコンテンポラリー盤。西海岸らしくカラっとした音質が気持ちいい定番ですが、これをHD650なんかで聴くととんでもなくイイ感じです。もう何十年も前の録音なのに、まるで昨日録音されたかのようなフレッシュ過ぎる音。各楽器の分離具合も自然で、バラードなんかは酔いしれることができます。 ソウルですとSTAXをはじめとした南部系のモノは、知っての通り録音があんな感じのダンゴ状態。音質を追及するというと、ちょっと違和感があります。あれはゴリっとした、あの分離の悪い音がまた気分ですので、低音を効かせて聴くのがちょうどいいです。 ![]() Rakim - G.O.Ds Network - Reb7rth (2024) 昨年は積極的に新譜を漁った覚えはありませんので、大きなことは言えません。ですが聴いた中で一番感銘を受けたのは、上記のAMARO FIESTAS。それとあと例のRakim復活盤でした。ラキムは前作がちょっとした低調というか、時流をみていたというか、個人的にはあまりハマれませんでした。今回は久々のソロということで、聴く前は正直まあ年齢なりに頑張っているという感じ程度かなと思っていました。ところが現実は違いました。なんと全編ブーンバップ回帰的な、じっくりと聴ける仕上がり。ビートやスクラッチについても自分で手掛けているという拘りぶりです。先行シングルのBe Illも手応えを感じさせるいい曲なのですが、アンカットにも良曲が多い一枚でした。ラキムはベテランというか、もう生きるレジェンドの一人なのですが、それでもいまだにチャレンジ精神を忘れていません。どちらもコアなファンには話題でも、やっぱりマスには届かない作品なのかもですが、もし未聴の方がいましたら、ぜひ聴いてもらいたいなと思います。 ※ ※ ※ まとまっていませんがまとめますと、やっぱりR&B/HIP-HOPをまだまだ全然聴いているじゃん.. ということです笑。実際Xをみていましても、皆さん40代・50代、あるいは60代に突入しても、まだまだ全然R&BやHIPHOPを聴いている感じです(ただジャズ専門の方などは、若い時から一貫してジャズオンリーという方も多いなという感じです。そこはすごく羨ましい部分で、私なんかは色々ふり幅が広すぎて収拾がつかなくなっています。本当に好きなもの一本に絞れる方には、ただただ憧れてしまいます)。そのようなベテランリスナーの方が好んで聴くのは、最新のものというよりは、むしろサンプリング主体で構築されたオーセンティックなものや、あるいは古くからのソウルマナーに沿ったようなものが目立ちます。やはり蓄積された耳の経験から、デジタルが発展途中の困難な時代に作られた重厚なるHIPHOP。そしてソウルやFUNKを求めてしまうのかもしれません。そのような意味では、ことセールス面でいえば、これからはアダルト世代に向け作り込んだものが、ターゲットの一つになってくるのかもしれませんね。 しかし一体いつまでこういう音楽を楽しむのでしょう。楽しむというか、楽しめるのかなというか。高齢になってファッションとかも年齢なりにしていく予定でしたが、休日はいまだにフーディーで、スニーカーという状況です(似合う似合わないは別です笑)。話は別ですが、音楽と映画が趣味で、(どんなファッションでも全然良いのですが)ファッションが置き去りになっているというのは、個人的にはちょっと考えられません。別にブランド物で固める必要性なんて感じませんが、うわこの方絶対に意識しているなと伝わってくることが重要です。髪型についても同様です。もし無くなってしまったら?それはそれで受け入れるしかありませんが、その場合であっても、キャップやハット、あるいはメガネ、ひげなどで常にオシャレに気を配りたいものです。イヤホン屋やレコ屋でもですが、その辺に気を配っている方はカッコイイなと素直に感じています。 今年もはや3月に突入。色々ありますが、先日はコロナ以来会えていなかった友人と、久しぶりに一緒にレコ屋で買い物をしました。どこからどう見てもカンペキなおっさん二人ですが、趣味の合う友人とあーだこーだ言いながら、音楽や映画の話をするということ。いくつになってもこれは楽しいものですね。また今年もJAZZと並行して、HIPHOPもR&Bもまだまだ継続して聴いていきたいなと考えています。
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| 2025-03-06 20:47
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