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Tuntematon mestari/ONE LAST DEAL

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邦題「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」。2018年作品。

VOD(75-inch 4K Ultra HD Monitor + 5.1ch環境)にて鑑賞。

あらすじ
フィンランドで美術商を営むオラヴィ。高齢のため、そろそろ商売から引退しようと考えていた矢先、ある絵画オークションの下見に参加することに。そこで作者名すらない一枚の古い肖像画と出会うことになる。オラヴィは直感で、これは大変な名作ではないかと疑い、そしてそれを何とか手に入れようとするのだが..

※ ※ ※

フィンランドの作品は観たことがないはずですが、この映画は丁寧に作られておりとっても好印象。私は絵画の世界は門外漢ですが、それも含めて学ぶことができたのも良かったです?確か一年ほど前に鑑賞したもの。寒くなってきた今の季節に合う一本ですのでエントリー。

Heikki Nousiainen
主役の美術商オラヴィ役。もちろん知らない役者さんですが、らしいというか見た目も含め美術商そのもの。美術というか商売にあまりに夢中になる代わりに、実生活上の家庭での問題を抱かえているという役どころですが、とってもリアルに演じます。一人で切り盛りしてきた店舗の雰囲気も抜群に良く、そこでのやり取りが自然すぎます。おそらくかの地では大ベテランの俳優の一人なのかと思います。

Pirjo Lonka
オラヴィの娘レア役。こちらも初めて出会う女優さん。子育てに奮闘しながら必死に生きている一人の女性を演じています。どこの国でも子育ては大変な訳ですが、日々生きていく生活と同時に両親の今後をも考えながら..というシチュエーション。仕事のあとの少し疲れた表情と髪の具合。子どもへの愛情と放蕩な?父親との確執。そして目からこぼれ落ちるひとすじの涙。自身の置かれた大変な境遇を、観客に少しずつ理解させていく見事な演技。なかなかこれがもう素晴らしいです。

お気に入りのシークエンス
男の生き方と家族の在り方を考えさせられるような(謎深き)ラストシーン。と言いたいところですが、私はオラヴィが孫に仕事を教えていくシーン。頑固な中にも愛情が感じられるもので、観ているこちらは微笑ましいような気持ちになります。美しいヘルシンキの街並みと食べ物も見どころの一つ。オススメです。未見の方はぜひ!

Directed by Klaus Härö.



by olskooljam | 2022-12-04 18:46 | Cinema
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