
The Art Of Intimacy Vol, 1 (2020)
Jeremy Peltの最新作。構成はトランペット、ピアノそしてベースの3ピース。ドラムレスのトリオ作。全9曲。
私は前作「The Artist」を聴いてから興味を持ったという遅さですが、今度はセンスの塊みたいなバラード集を出してきました。ドラムがないということもあり、抑揚がある楽曲は一つもありません。全体的に哀愁、郷愁というイメージです。
どの曲もJeremyのペットがメロディーを丁寧に吹き上げます。そこに大ベテランGeorge Cablesのピアノが、寄り添いながらも引っ張るという印象。ベースについては若干控えめ。ですが終盤の"Ab-o-lutely"では冒頭から重めのソロを展開。見せ場を作ります。
前作はその作り込みが半端じゃないレベル。ですがそれゆえに、聴いていて疲れてしまう場合もありました。今作についてはそれと比べ(聴く者への)敷居が低く、また人間味が溢れるような温かみと優しさを感じさせる内容。しっとりとした時間が流れてゆきます。
録音(RVG Studio)も素晴らしく、スタジオの程よい残響感が心地良いです。早くも今からVol, 2が楽しみになります。