Miles Davis

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'Round About Midnight (1956)

以前にも記述しましたが、ベテランのリスナーになればなるほど、Jazzはモノラルでというのが定番のようですね。RVGなども推奨されているようですが、この作品もMONO録音盤です。

Milesの56年録音。メンバーはJohn Coltrane (ts) Red Garland (p) Philly Joe Jones (d) Paul Chambers (b)。このAlbumは演奏も最高ですが、モノ録音ならではの音の塊感みたいなものが感じられます。凄腕のプレイヤーが一堂に会した一体感。躍動するベースも、正確なリズムをキープするドラムも、その全てが一体となって耳に飛び込んできます。とはいえ各楽器のセパレーションは当然皆無。2スピーカーで聴けば全ての楽器が中央に集まってきます。

当時はまだまだMONO録音が主流というか、そろそろステレオ録音の技術が世に出てきた頃。逆に言えばモノラル録音が完成し熟し切っていた年代です。1960年前後のステレオ録音のJazzを聴くと、楽器の振り分けがとにかく極端。IEMで聴くことの多い私などは、聴いていて物凄く違和感があります。右chがドラムで左chのほうにだけサックスとかザラにあります。このような録音の場合は、脳内補正をして演奏イメージを真ん中に持ってくる作業が必要となりますので、聴いていて若干疲れてしまいます。

本来ならば(オリジナルの)モノ録音盤については、1SPで聴くのが良いのでしょう。それが本来の意図された聴き方でしょうし、ベストな定位が得られると思いますので、漂う雰囲気はもっと濃厚なはずです。

しかしながら聴いていて、もしこれがステレオ録音でも残されていたのならば、そちらもぜひ聴き比べてみたいという欲求も出てきます。ハードバップ期のJazzについては、楽器の数はといえば多くありませんが、それゆえ各楽器の音色をじっくり堪能できるということもあります。

やはりこういうヴィンテージ録音を聴くには、使用する機材についても、当時のヴィンテージものを使うのが一番なのでしょうね。聴けば聴くほどに深みあるオールド・ジャズの世界です。



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by olskooljam | 2018-05-25 10:24 | Jazz
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