Linda Ronstadt

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What's New (1983)

かつてのオーディオファイル定番中の定番。なんと四半世紀以上ぶりにHi-Resで聴きましたが、相変わらず音が良い一枚ですね。

Linda Ronstadtは私が音楽を聴き始めた70年代後半頃には、もう既に大スターでありヒットチャート常連の一人でした。80年代に入りMTVが一世を風靡するその前からですので、業界歴といえはとんでもなく長い訳ですが、この作品については当時Lindaが別格の存在であるということをシーンにみせつけた新機軸であり、チャレンジでもあったと記憶しています。

テーマ・選曲はJazzのスタンダード。これをLinda流に独自解釈し、ゴージャスなThe Nelson Riddle Orchestraをバックに従え唄っていくというもの。テーマをそこ一本に絞ったことにより、唄い方についても以前より滑らかで且つ丁寧。抑揚についても自然な付け方でイヤミ等はなし。明らかにスタンスを変えてきていますが、違和感はあまり感じさせません。

実際に今の耳で聴いても選曲は当然古くなっておらず、アレンジについてもこれ以上は望めないほど完璧なバッキング。最近録音した盤だよと言っても信じる方がいそうなほど録音も極上。ゆったりと唄う"I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You"の解釈は、ちょっと甘めですがなかなかのものです。

最近はポータブル・オーディオで聴くことが多い訳ですが、こういう音の良い作品を再生すると機器の良し悪し、相性等がよく分かりますね。改めて聴き込むのに値する類まれな一枚です。



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by olskooljam | 2018-05-14 17:11 | Jazz Vocal
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