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Miles Davis

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Sketches of Spain (1960)

今日は朝から雨模様。昨夜から降っていた雨がまだまだ続いているようで、買い物についてもイマイチ捗りません。そんな時はやはり好きな音楽を聴くことで、一時の癒しを求めてしまいます。

Milesの1960年作。あのKind of Blueをリリースした後、このような大作まで作り上げていたMilesというミュージシャン。80年代前半でいうPrinceみたいな存在だったのでしょうね。今更ですがあまりに偉大過ぎて、畏怖の念すら持ってしまいます。

1曲目”Concierto De Aranjuez"は16分以上の長さにもかかわらず、ドラマティックなメロディー展開と演奏に魅了されてしまいます。緻密に計算された録音という言葉が相応しい芸術性の高い一曲ですが、Gil Evansならではの世界という感じです。

"Will O' The Wisp"はHip-HopファンにはJeru他の元ネタとしても有名な楽曲。大作の後にぴったりとコンパクトに収まっていますが、映画のワンシーンで使われているようなイメージで聴いてしまいます。Milesのペットについては、感情が溢れて破綻するような場面もなく、曲のスケールの中にピタっと収めているような感じです。

相変わらず愛用しているJRMCでは、Sketches of Spainのハイレゾ音源を「録音スタジオ」というモードで聴くことが可能です。このモードでは残響付与は最低限ながらも、各楽器の位置が明瞭になりますので、音が立体的に眼の前に浮かびます。CAS-1を通じて再生すれば、さながら箱庭のオーケストラが現れると言った感じになり、聴き入ってしまいます。



by olskooljam | 2018-05-13 13:50 | Jazz
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