Blue Giant 10

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ついに全巻読破。そして今は新シリーズに突入中であり、Supreme編を堪能しています。

本当によくここまで「音」を「画」にできるものだと感心するばかりですが、10巻についてはとにかく絶品。若者の熱い魂が躍動するような、素晴らしい瞬間が実に上手く描かれており、読者としてはもらい泣きさせられっぱなし。困ったものです。

JazzやあるいはSkaなどは、もう半世紀も前にその全盛期があり、今では一般的に大きくチャートを揺るがすことなどけしてない音楽。それを好んで聴く人も演奏する人も、大変に少ないのが現状。この作品を通じて、再びJazzに脚光があたる?そのようなことはありえないでしょうが、良いきっかけになるのは間違いありません。

※ ※ ※

つい最近のことですが、私の好きなプロレスの世界では、元・新日本プロレスの中邑真輔選手が、WWEのSDに登場するという快挙がありました。ベビーフェイスの日本人として、ここまで高評価されたのは初のこと。プロレスはスポーツとも、またエンターテイメントとも違う非常に特殊な分野ですので、メディアもあまり取り上げませんが、実はこれは渡辺謙さん級に凄いことです。

この漫画の新シリーズでは、同様に世界と勝負していくことになるようです。私は現実の音楽の世界でそれを望んでしまいます。それほどに夢が広がる素晴らしい完結編。映画化必至の一冊。

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# by olskooljam | 2017-04-09 12:29 | Book

Dexter Gordon

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Daddy Plays The Horn (1955)

ロングトールDexterを初めて観た(聴いた)のは、映画「Round Midnight」でのこと。酒焼けタバコ焼けしたスモーキーな声と、2m近くある大きな身体、そしてあのブロウ。Dexter Gordonという名前自体も印象的でした。映画のストーリー的にはBud Powell役であった訳ですが、ミュ-ジシャンが演じているということをあまり意識させない、優れた演技でした。

その頃の私といえば、Jazzなど絶対にメインで聴くものかと意地になっていた時期。しかし映画と主役のDexter Gordonについては、優れた内容と演技で、酔いどれのシーンなどが非常に強く印象に残っていました。

オールド・ジャズを漁る中で、再びこの巨人と対面する機会が増えてきています。どのAlbum、どの録音も素晴らしく、どれを聴いても落ち着くSaxの音色が楽しめますが、このAlbumも実にヨシ。1955年ですので、今から半世紀以上前の、言わば化石のような録音ですが、いい演奏、いい楽曲揃い。ここに込められたミュージシャンの情熱が、今も変わらず感じ取れます。

白眉はスウィングしまくる"Confirmation"、バラードの"Darn That Dream"辺りでしょうか。抑えに抑えたDexterのブロウがグレイト。目を閉じ吹いている、あの独特の表情が目に浮かんできます。

ジャケも異色?で面白いですよね。他の曲もリラックスした演奏が中心であり、有名Albumと比較しなくとも、長く聴ける一枚になりそうです。

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# by olskooljam | 2017-04-02 11:01 | Jazz

Tom Waits


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Closing Time (1973)

酔いどれ詩人の1st。私世代では1985年の強烈な"Rain Dogs"が印象的ですが、改めて初期作を聴いていきます。

1973年といえばロックの黄金期。その時期に既にこういうAlbumを作っていたという、その事実に改めて驚愕。何しろ知っての通りTom Waitsの音楽といえば、まずカテゴライズ自体が難しい。ロック、カントリーでもなく、ブルーズでもなく、フォークともちょっと違うし、勿論ジャズでもない。でもどれも少しずつエッセンスがあり、しかも独特の視点からみた歌詞がそこにある。冒頭の"Ol' 55"は、いつもホロリとさせられる名曲。

路上の詩人。Tom Waitsの個性的な音楽については、おそらく育った環境の影響が大きいのでしょうが、唯一無二の存在であることは、多くの著名ミュージシャンや、映画関係者が認めるところ。それはけして昔話などではなく、今でも。70近くになった現在でも現役であるその事実は重い。

時代背景が違う為、もうこのような個性的なシンガーは、なかなか見なくなりました。そういえば、2ndも凄く良い、いや更に良い作品ですので、また改めて聴いてみます。次回のエントリーはTomの2ndかな。



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# by olskooljam | 2017-03-30 17:52 | Alternative

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taxy

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エントリーのほとんどが音楽と映画に関するものです。音楽についてはR&B/Soulが中心です。映画については洋画が中心です。基本的に観たもの、聴いたものについて感想を書いています。また映画については、ネタバレは一切ありませんので、安心してお読みください。

※最近、カテゴリーを細分化してみました。他のブログとかを拝見していて、興味のあるジャンルにすぐにアクセス出来ることって、実は大事なことだと改めて感じたからです。遅い?
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# by olskooljam | 2017-03-30 16:31 | about This Blog

Fela Kuti & The Africa '70

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Zombie (1976)

Felaについては大量の録音が残されている為、本当にどこから手を付けていいのかという方もみえるかと思います。実はどの曲、どのAlbumから聴いても大丈夫な訳ですが、一般的な知名度というとやはりこの一枚辺りでしょうか。

1976年のゾンビ。兵隊をあざ笑うかのような楽曲。裏拍子の複雑にシンコペーションするアフロ・ビートが最高に魅力的。どの曲も10分以上もジャムりますが、その長さは全く問題ありません。この辺についてはJB同様ですね。ドラマーのTony Allenは何と未だに現役のようですが、ここでのタイム感はさすがというか、"Observation Is No Crime"などではもう異常なほど。やはり凄いです。

Funkのコンピを漁りますと、JB's等の有名どころに紛れて、たまにFelaやTony Allenの楽曲が含まれていることがあります。そういうものを見つけた時は、コンパイラーのセンスにいたく感心してしまいます。

JRMCやポータブル・オーディオで聴く、高音質Fela Kutiの世界。生々しく引きずり込まれます。





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# by olskooljam | 2017-03-30 11:28 | Funk