Prophet Jones

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Prophet Jones (2000)

久々のR&B。といっても定番Majusty唯一のAlbumをエントリー。2000年作品ですから、もう15年以上前なんですね。それはこちらも年をとる訳です。

これは当時、本当に期待した作品でした。まずレーベルがMotown。またメンバーにはあのStacy Lattisawの弟がおり、更に何とex-ME-2-Uの実力者Tony Dumasまでが在籍。ある意味NEの小型版のようなイメージを持っていました。

内容も充実。Majustyとしての先行シングル"I Know You Wanna"や、Stevieカヴァー"All I Do"はさすがにきっちりとした仕上げ。ややオールド・スクール・マナーなダンサー"Doin' Me"は、時代を超えていく普遍的な良さを感じさせます。今でも充分通用するといえば、O'jay'sカヴァー"Cry Together"での唄バカ、唄王者ぶり。まさかこの曲を唄い上げるような若手が出てくるとはと、本当にド肝を抜かれたものです。これにはソウルフリーク全員が大興奮!

ことセールス的には惨敗だったProphet Jones。とはいえシーンを追いかけていると、たまにこのような良いグループ物にも出会えるということですね。

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# by olskooljam | 2017-05-28 15:13 | R&B

Miles Davis

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Relaxin’ (1956)

Miles Davisを聴くということ。それは何だか特別な感覚があり、思わず正座したくなるような緊張感が漂います。しかし中にはこのような作品もあるのですね。1956年のPrestige録音。非常に柔らかい印象の、題名通りリラックスした音源集。

ピアノはRed Garland。ドラムのPhilly Joe Jones、ベイスのPaul Chambersとの連携はもう抜群であり、けしてMilesの前に出過ぎないわきまえぶりには頭が下がります。Milesはといえば絶好調にミュート。素晴らしい阿吽の呼吸。若きColtraneは何だかひたすらに豪放。それもまたヨシ。

曲の前後で、RVGスタジオでの会話まで収録されていますが、それもまたこの音源の良さかと認識しています。ただ欲を言えば、もう少し良い音質で残しておいて欲しかったかなあ。とはいえ1956年のヴィンテージ録音ですから、これはこれでこの音質だからこそまた味わいがあり、良いのかもしれません。ベテランのJazzリスナーになると、あえてMONO音源を探し出し、突き詰めた最高のオーディオ環境で聴くくらいですからね。私はその境地にはまだまだ達していません。

そういえばソウルの世界においては、例えばゴッドファーザーJames Brown。JB研究の第一人者として有名なCliff White氏は、JBの特にMONO音源が好みらしいですね。モノ録音は、当然ステレオのようなセパレーションはスポイルされるものの、何とも言えず生々しく、そして迫力があります。しかし貧弱な装置で再生すると、本当に貧弱な音で楽しくないというのが私の印象です。とはいえDoowopなどは、モノであるからこそのあの雰囲気。あれはあれでラジオから流れてくると、すんなりと楽しんで聴いてしまいます。

CDの先にハイレゾという言葉が存在するような現代。何年か前に古いハリウッドの白黒映画を、現代の技術を持ってカラー化するというような、大胆且つ批判を浴びた企画がありましたが、こと音楽の世界においてはどうでしょうか。

リマスターのその更に先には、新しい革命的な技術が開発され、モノ音源をステレオ化し、楽器ごとに自然なサンプリングが施され、そして現代の録音として奇跡的に蘇る!そんな(バキみたく)漫画のようなことが実現されるかもしれません。そしてその更に先にはまた揺り戻しがあるかもしれません。その時に聴く音楽はといえば、この作品のように、けして音質だけでは語れない何かがあるのかもしれませんね。



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# by olskooljam | 2017-05-25 17:39 | Jazz

Diana Krall

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Love Scenes (1997)

New Albumが話題のDiana Krallですが、最近よく聴いているのが、この作品や95年の"All For You"辺り。そもそも白人の方ですし、趣味、興味の対象外であった訳ですが、よくよく聴けばさすがに素晴らしい内容。

元々、旦那さんであるElvis Costelloについては、私は中学生の頃は中毒リスナー。ドップリCostelloの世界は聴いていますので、Dianaについてはこれも何かの縁だという軽い気持ちでの始まり。ところが今ではすっかりファンになってしまいました。単純かつ現金なものです。

私にとってのDianaの魅力といえは、落ち着き払った立ち振る舞いと、ややスモーキーがかったシルキーな唄声。ジャズというか、ジャジーな感覚、スウィング感たるべきものをバッチリ身に付けている。見た目も美しいですが、これは評価されて当然かと思います。

この作品の個人的ハイライトは定番スローの"I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You"。ギターのアルペジオから始まり、続いてDianaが極端に静かに、まるで囁くように唄い出す。深夜じっくり耳を傾けると、そこはもう桃源郷。果てしなく美しい楽曲とその世界観。





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# by olskooljam | 2017-05-12 17:50 | Jazz

All Things Must Pass

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邦題「オール・シングス・マスト・パス」。2015年作品。

VODにて鑑賞(60-inch 1080p HDTV+5.1ch環境)。

全然観る予定ではなかったのですが、見慣れたフォントに導かれ、昨夜一気に観終えてしまいました。Tower Recordsと言えば、ここ日本ではなぜかまだガラパゴス状態で営業中。ですがご存知の通り、本国では経営難により、既に会社自体が存在しておりません。

音楽好きな私にとって、タワー・レコードといえば青春そのもの。最新の輸入盤CDが格安で手に入り、しかも品揃えについては究極的に枚数ストックがあるという、もう夢のようなレコ屋。一回の買い物で10枚購入など当たり前の世界。一番多く購入した時で一回30~40枚程度は買っていたと思います。今では信じられませんが。そういえばそうだ、私はあのJeff ReddやAFGMの回収盤が、フライングでソウル/R&Bブースに並んだ瞬間(!)も目撃していたりします。90年代にはLAのあのデカイ店舗も、ハワイのあの店も制覇したなあ。BlackstreetとかNasとか大量に買ったっけ。懐かしい。

この映画はその歴史を、創始者の回想を中心にして描くドキュメンタリー。Bruce SpringsteenやElton Johnが、タワーを熱く語るエピソードなどは、私のような人間にとって、もう至福の喜びです。聴き手と一緒の目線、感覚が嬉しくて堪りません。最高です。

栄枯必衰ですか。レコードやCDが中心だったあの時代は変わりました。しかし私はといえば、まだまだ聴き続けています。BruceもElton Johnも現役です。

Directed by Colin Hanks.



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# by olskooljam | 2017-05-07 19:14 | Movie

John Coltrane & Johnny Hartman

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John Coltrane & Johnny Hartman (1963)

久しぶりの更新エントリー。GW終盤。私は基本仕事が中心であり、本日はようやくのお休み。午前中は溜めていた用事を済ませて、やっとPCの前に座った感じです。淹れ立ての珈琲は目の前。

突然ですが、ソウルとジャズの狭間にいるシンガーと言えば。私世代ですと、あのWill Downingが真っ先に思い浮かびます。Willは1991年のAlbum「A Dream Fulfilled」で大きくJazz側に寄り添い、その後の活動に幅を持たせました。そのAlbumは全編が生演奏仕上げ。ゴージャスで大変に充実した内容は、オーディオ的な意味合いにおいても、なかなか使い勝手が良いものでした。

当時の私はといえば、ちょうどその頃に妻と付き合い始めた時期。ドライブの時などには、ソウル・ミュージック中心の中で、このWill Downingについても(特にバラードを)良く聴いた想い出があります。低音の魔力恐るべし。

さて、このエントリーの主役Johnny Hartman。上記のWillはSoulフィールドの唄い手ですが、目指していたのはまさにこのJohnny Hartmanその人。どこまでもエレガント且つムーディーな唄世界。特別に濃厚な低音の魅力。Willが憧れた描きたかった世界といえば、まさにこれ。もう一人の主役Coltraneといえば、ここぞという場面で絶妙の合いの手。見事。しかし主役はあくまでJohnny Hartman。とはいえ、他の誰でもないJazzジャイアントJohn Coltrane。音の消え際ギリギリまで感情が余韻に残ってきます。そういえばWillの1stの題名は、Coltraneの「A Love Supreme」でしたね。

人生いろいろ。音楽もいろいろ。また少しずつですが、更新エントリーしていくことかと思います。皆様、何卒お付き合いの程宜しくお願いいたします。




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# by olskooljam | 2017-05-06 18:11 | Jazz