カテゴリ:Jazz( 10 )

Diana Krall

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Love Scenes (1997)

New Albumが話題のDiana Krallですが、最近よく聴いているのが、この作品や95年の"All For You"辺り。そもそも白人の方ですし、趣味、興味の対象外であった訳ですが、よくよく聴けばさすがに素晴らしい内容。

元々、旦那さんであるElvis Costelloについては、私は中学生の頃は中毒リスナー。ドップリCostelloの世界は聴いていますので、Dianaについてはこれも何かの縁だという軽い気持ちでの始まり。ところが今ではすっかりファンになってしまいました。単純かつ現金なものです。

私にとってのDianaの魅力といえは、落ち着き払った立ち振る舞いと、ややスモーキーがかったシルキーな唄声。ジャズというか、ジャジーな感覚、スウィング感たるべきものをバッチリ身に付けている。見た目も美しいですが、これは評価されて当然かと思います。

この作品の個人的ハイライトは定番スローの"I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You"。ギターのアルペジオから始まり、続いてDianaが極端に静かに、まるで囁くように唄い出す。最近手に入れたお気に入りのIEM「TFZ B2M」を使用し、深夜じっくり耳を傾けると、そこはもう桃源郷。果てしなく美しい楽曲とその世界観。



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by olskooljam | 2017-05-12 17:50 | Jazz

John Coltrane & Johnny Hartman

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John Coltrane & Johnny Hartman (1963)

久しぶりの更新エントリー。GW終盤。私は基本仕事が中心であり、本日はようやくのお休み。午前中は溜めていた用事を済ませて、やっとPCの前に座った感じです。淹れ立ての珈琲は目の前。

突然ですが、ソウルとジャズの狭間にいるシンガーと言えば。私世代ですと、あのWill Downingが真っ先に思い浮かびます。Willは1991年のAlbum「A Dream Fulfilled」で大きくJazz側に寄り添い、その後の活動に幅を持たせました。そのAlbumは全編が生演奏仕上げ。ゴージャスで大変に充実した内容は、オーディオ的な意味合いにおいても、なかなか使い勝手が良いものでした。

当時の私はといえば、ちょうどその頃に妻と付き合い始めた時期。ドライブの時などには、ソウル・ミュージック中心の中で、このWill Downingについても(特にバラードを)良く聴いた想い出があります。低音の魔力恐るべし。

さて、このエントリーの主役Johnny Hartman。上記のWillはSoulフィールドの唄い手ですが、目指していたのはまさにこのJohnny Hartmanその人。どこまでもエレガント且つムーディーな唄世界。特別に濃厚な低音の魅力。Willが憧れた描きたかった世界といえば、まさにこれ。もう一人の主役Coltraneといえば、ここぞという場面で絶妙の合いの手。見事。しかし主役はあくまでJohnny Hartman。とはいえ、他の誰でもないJazzジャイアントJohn Coltrane。音の消え際ギリギリまで感情が余韻に残ってきます。そういえばWillの1stの題名は、Coltraneの「A Love Supreme」でしたね。

人生いろいろ。音楽もいろいろ。また少しずつですが、更新エントリーしていくことかと思います。皆様、何卒お付き合いの程宜しくお願いいたします。




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by olskooljam | 2017-05-06 18:11 | Jazz

Bill Evans

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Alone (1968)

Bill Evans。最終的に残された、その全ての作品を聴いてみたいピアニストですが、音源発掘が続いていることもあり、果てしない道のりが待っているようです。現在Albumについては、15枚ほど聴いていますが、特に何度もリピートしているのがコレ。

このアルバムは題名通り、完全にピアノ一本だけの演奏作品。良い楽曲と良いピアノ。たったそれだけです。ところが何度聴いても飽きないのです。かれこれ30回程度は通して聴いているはずですが、全く飽きません。Evansが奏でる和音の響きと、消えゆく音の去り際での余韻。これが何とも気持ちよく、何度も何度もリピート。50年近く前の録音にしては、音も大変に良いというのも魅力的です。

これから出会うアルバム、音源も多々あるかと思いますが、Evansのこの作品だけはずっとずっと聴いていくのでしょう。美しく繊細な"A Time For Love”を、2Version連続で聴きながらのエントリー。



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by olskooljam | 2017-04-09 18:17 | Jazz

Dexter Gordon

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Daddy Plays The Horn (1955)

ロングトールDexterを初めて観た(聴いた)のは、映画「Round Midnight」でのこと。酒焼けタバコ焼けしたスモーキーな声と、2m近くある大きな身体、そしてあのブロウ。Dexter Gordonという名前自体も印象的でした。映画のストーリー的にはBud Powell役であった訳ですが、ミュ-ジシャンが演じているということをあまり意識させない、優れた演技でした。

その頃の私といえば、Jazzなど絶対にメインで聴くものかと意地になっていた時期。しかし映画と主役のDexter Gordonについては、優れた内容と演技で、酔いどれのシーンなどが非常に強く印象に残っていました。

オールド・ジャズを漁る中で、再びこの巨人と対面する機会が増えてきています。どのAlbum、どの録音も素晴らしく、どれを聴いても落ち着くSaxの音色が楽しめますが、このAlbumも実にヨシ。1955年ですので、今から半世紀以上前の、言わば化石のような録音ですが、いい演奏、いい楽曲揃い。ここに込められたミュージシャンの情熱が、今も変わらず感じ取れます。

白眉はスウィングしまくる"Confirmation"、バラードの"Darn That Dream"辺りでしょうか。抑えに抑えたDexterのブロウがグレイト。目を閉じ吹いている、あの独特の表情が目に浮かんできます。

ジャケも異色?で面白いですよね。他の曲もリラックスした演奏が中心であり、有名Albumと比較しなくとも、長く聴ける一枚になりそうです。

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by olskooljam | 2017-04-02 11:01 | Jazz

Miles Davis

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Four & More (1966)

音質極上繋がりでMilesのこのライブ作品。録音は1964年のNYにて。ということですからWes盤同様に、この盤についても今から半世紀以上前になります。

このAlbumの主役は勿論Miles Davisその人。ですが聴きどころはといえば、私はTony Willliamsのドラム。手数が多く、非常にスリリング且つダイナミックな演奏で、聴き応えタップリ。Ron Carterのゴツいベースと共に、Milesを絶妙にサポートしています。

そういえば今日、Jazzキチの義兄と昼食をとった際、Jazz史について話をしていたのですが、Jazzの全盛期といえば(考え方にもよりますが)1950年代が中心。その頃はバリバリのメインストリームの一つであった訳です。しかしその後は徐々にメインをロックなどに浸食され、意識の高いMilesなどはその状態に我慢ができず、60年代後半からは徐々に電化。兄はそのような状況について、Jazzはもうやるべきことをやり尽くした、しかし最高の音楽だと称しています。

この作品の"So What"については、オリジナルのクールな演奏とは全く違う印象で有名です。激しくアグレッシブな、まさに集団で叩き付けるような強烈な音像が聴こえてきます。

さて、この時点でのMilesは、一体何を意識し考えていたのでしょう。時代背景やミュージシャンの感情、プライド。そこを今振り返りつつ、意識し考えながら聴いていくことで、この極上の音質で残されている録音を、より深く堪能できるのかと思います。

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by olskooljam | 2017-03-18 18:25 | Jazz

Wes Montgomery

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Wes Montgomery Trio (1959)

最近深夜に良く聴いている一枚。ポータブル環境で聴くのもいいですが、こういう一発撮りのライブ音源を楽しむならば、そこはやはりスピーカーを通じて聴くのがベターかもしれません。

録音は1959年ということですから、何ともう半世紀以上(!)も前のことになります。勿論私が生まれる遥か以前になる訳ですが、どういう訳か録音状態が良いのです。良いというか異常に良いのです。

主役が奏でる滑らかで柔らかい音色のギターと、これまた柔らかく暖かい音色のオルガンとの絶妙な共演。これが録音の良さと相まって、とんでもなく上質な空気を醸し出します。

全曲好みですが、白眉となれば冒頭の定番"'Round Midnight"に決まりでしょうか。どこまでも静かでクール。無理無駄が一切感じられない素晴らしい演奏。こういう素晴らしい録音こそが、時を超えて聴き続けられていくべきなのでしょう。


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by olskooljam | 2017-03-18 17:43 | Jazz

Bill Evans

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Everybody Digs Bill Evans (1958)

最近は年齢のせいかオールドジャズの響きが心地よく、美しく聴こえるようになってきました。若い時はJazzやClassicなんて絶対に聴かないぞ!と粋がっていたものですが、人間年をとってみないと分からないものです。

こうなると本来がSoulファンである私の嗜好(思考?)から想像するに、何年か先には演歌等もレビューしているのかもしれません?

さて、Bill Evans。大量のリーダー作が残されていますが、最近良く聴くのがこのAlbum。初期の初期作ですが、録音も良く、ピアノ、ベース、ドラムそれぞれの楽器の良さがしっかりと楽しめます。

初期Evansのシンプルな演奏は勿論いいのですが、Sam Jones、Philly Joe Jonesのサポートが実にイイ。まさに合いの手という感じで味わい深いプレイの連続です。定番"Young And Foolish"におけるPhilly Joe Jonesのブラシなどは、もう永遠に聴いていたくなるほど素晴らしい。

一般的な評価となれば、どうしたって名手Scott Lafaroを含むトリオ作になるのでしょう。しかしながらそれを踏まえて聴くBill Evansの初期世界。Jazzの海原もまた深く拡がっているようです。


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by olskooljam | 2017-03-07 13:59 | Jazz

Robert Glasper Trio

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Covered The Robert Glasper Trio Recorded Live At Capitol Studios (2015)

Robert Glasperの精力的な活動をみていると、楽器は違えどMilesが乗り越えたかった、やりたかったのはこういう動きだったのではないかと思わされます。

これは奇をてらわずにストレートな表現のアコースティック・ピアノ・トリオで描いた作品ですが、内容は大充実。Joni MitchellやRadiohead(!)の意外過ぎるカバー曲群を、一発録音DSDのような生々しいな音質で記録しています。まるで聴き手を名門Capitolスタジオのブースへ誘うかのように。

Milesはけして他者、他ジャンルに媚びませんが、RobertはといえばJazzの壁なるものをごく自然な形で超えてこようとする。また超えている瞬間もある。そのように感じています。



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by olskooljam | 2017-01-31 23:10 | Jazz

Ry Cooder

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Jazz (1978)

Ry本人が気に入っていないことで有名なAlbum。ですが、いいんですよねえコレ。季節問わず、休日の昼下がりなどに流しておくにはまさにピッタリ。

Jazzって何?という問いかけとまではいきませんが、古き良きトラッドなスタイルのJazz、Blues等を、Ryのギターの調べにのせ現代に運ぶ。そのような楽しく、美しい小品です。

聴き手が年を取るほどに良さが判るような一枚。
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by olskooljam | 2015-01-31 14:15 | Jazz

Bill Evans

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Waltz for Debby (1961)

今年もすっかり師走で、クリスマス。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

昨年までは何はともあれ家族全員揃っていた訳ですが、今年は長男が友人達と食事に出掛けてしまい、ああ、もうそういう年頃なんだよなあと、月日の流れを感じてしまいました。

この年齢になりますと、同じ時間を過ごすにしても、若い時にはあまり(ほとんど)無かった「落ち着き感」を大切にしたいと思うのですが、そうなると必然的に聴く音楽もジャンル問わず、スロー系が中心になってゆきます。

今日はすっかりいい気分で酔っていますが、終盤戦はこの定番と共に過ごしています。


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by olskooljam | 2013-12-25 00:03 | Jazz