Glenn Jones - Since You've Been Gone (1994)
見過ごされがちな極上Albumより、このR&Bスローを。
Glenn Jonesも今や大ベテランの域。しかしこの時期はキャリア的にも、唄的にも、ちょうど落ち着き始めた頃。大人向けのR&Bクルーナーとして、良質な作品を次々に生み出していました。
やや地味なこの曲については、今まで余り言及されたことがないと思いますが、心底グレジョンの唄に惚れているソウルファンには、もう堪らない唄世界かと思います。
いきなりキィ~っとドアが開き、
"is that's you babe? yeah, it's me..."
映画のようなシチュエーションから始まる、ドラマチックなイントロ。自身で付けるコーラスは多様且つ彩り鮮やか。肝心の唄声についても、充分すぎるほどの艶が溢れます。
後半お得意のアドリブでは、素晴らしい表現力にやはり持っていかれてしまいます。