Alone (1968)
Bill Evans。最終的に残された、その全ての作品を聴いてみたいピアニストですが、音源発掘が続いていることもあり、果てしない道のりが待っているようです。現在Albumについては、15枚ほど聴いていますが、特に何度もリピートしているのがコレ。
このアルバムは題名通り、完全にピアノ一本だけの演奏作品。良い楽曲と良いピアノ。たったそれだけです。ところが何度聴いても飽きないのです。かれこれ30回程度は通して聴いているはずですが、全く飽きません。Evansが奏でる和音の響きと、消えゆく音の去り際での余韻。これが何とも気持ちよく、何度も何度もリピート。50年近く前の録音にしては、音も大変に良いというのも魅力的です。
これから出会うアルバム、音源も多々あるかと思いますが、Evansのこの作品だけはずっとずっと聴いていくのでしょう。美しく繊細な"A Time For Love”を、2Version連続で聴きながらのエントリー。