音質極上繋がりでMilesのこのライブ作品。録音は1964年のNYにて。ということですからWes盤同様に、この盤についても今から半世紀以上前になります。 このAlbumの主役は勿論Miles Davisその人。ですが聴きどころはといえば、私はTony Willliamsのドラム。手数が多く、非常にスリリング且つダイナミックな演奏で、聴き応えタップリ。Ron Carterのゴツいベースと共に、Milesを絶妙にサポートしています。 そういえば今日、Jazzキチの義兄と昼食をとった際、Jazz史について話をしていたのですが、Jazzの全盛期といえば(考え方にもよりますが)1950年代が中心。その頃はバリバリのメインストリームの一つであった訳です。しかしその後は徐々にメインをロックなどに浸食され、意識の高いMilesなどはその状態に我慢ができず、60年代後半からは徐々に電化。兄はそのような状況について、Jazzはもうやるべきことをやり尽くした、しかし最高の音楽だと称しています。 この作品の"So What"については、オリジナルのクールな演奏とは全く違う印象で有名です。激しくアグレッシブな、まさに集団で叩き付けるような強烈な音像が聴こえてきます。 さて、この時点でのMilesは、一体何を意識し考えていたのでしょう。時代背景やミュージシャンの感情、プライド。そこを今振り返りつつ、意識し考えながら聴いていくことで、この極上の音質で残されている録音を、より深く堪能できるのかと思います。
by olskooljam
| 2017-03-18 18:25
| Jazz
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