For All We Know (2010)
後追いのJosé James。これはピアニストのJef Neveと共演した作品ですが、収録曲は有名スタンダードばかりの全9曲。私の気に入った
No Beginning No Endとは趣が違い過ぎる一枚ですが、これも実にいいじゃないですか。
冒頭の"Autumn In New York"から二人の唄世界に引きずり込まれます。ピアノも唄伴というにはやや独創的なアレンジですが、録音も良く深みに落ちてしまいます。タイトル曲の"For All We Know"については、ソウルファンの立場とすればDonny Hathawayと比較しなくてなりませんが、Joséの声域(低音の魅力)とクールな表現もまた別の魅力に満ち溢れています。
昨夜は今年の初雪でしたが、今日もまた冷え込んでいますね。こういう時は家でジックリ映画や音楽鑑賞に浸りたいものです。