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olskooljam classics vol. 279

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Bobby Womack - Let Me Kiss You Where It Hurts (1985)

最近仕事の疲れが体力的、精神的、年齢的にも抜けない日々が続いています。休日などは、ひたすら心と身体を休めることに専念しているような状態。

ああ、あの若き日、Bobbyと出会えたあの懐かしき日の想い出は、既に四半世紀ほど前のことになるのでしょうか。


※ ※ ※


2回目の来日だったかと思いますが、名古屋の小さな箱でついに体験したBobby WomackのLiveは、まさにザ・ソウル・ショウ!手抜きなど一切なし。唄って、踊って、名曲のオンパレード。知っている楽曲は全力で一緒に唄ったものです。

ショウも中盤に差し掛かり、Bobbyは一旦休憩の為ステージ袖へ。バンドの演奏を見守っているその時でした。観客席の一番前でかぶりつきで観ていた私は、いてもたってもいられず、思わずステージ上に手を伸ばし、

「Bobby、Bobby!!!」

タオルで汗をぬぐっていたBobbyは、どうにも必死な私に二度見で気づいたようで、何と再びステージまで戻ってきて、ニッコリ笑顔でしゃがみガッチリと握手。そしてすぐまたステージ袖に消えました。バンドのメンバーも、他のお客さんも、みんなあいつは一体何者?誰?状態でビックリ。勿論当事者の私自身が一番ビックリ!

その後はもう夢見心地。感激も冷めやらぬ中、Live終了後にはしっかりと出待ち。一緒に肩を組んで写真を撮り、大好きな「So Many Rivers」のLPには、私の名前入りでサインをして頂きました。

あの時、Bobbyは確か44歳。私は既にその時のBobbyより年老いたことになる訳ですが、疲れた中でもサービス精神を忘れず、全力でこの文化を愛し、共に生きたBobbyは我が生涯の師匠です。

今はただ、安らかに。


by olskooljam | 2014-06-29 02:06 | olskooljam classics
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