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Kashif

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Music From My Mind (2004)

Kashifは80年代を通過したリスナーにとって、けして忘れることが出来ないSinger/Producerですが、この復活作の完成度には、まさに度肝を抜かれた方も多いかと思います。

Marvinが"Sexual Healing"で示した、打ち込みであっても体温、肉体性を感じさせることが出来るR&Bプロダクションを更に一歩進めた、ソリッド且つメロウな全盛期の作品は今聴いても鮮やかですが、NJSの登場と足並みを揃えるかのように80年代後半からは見事に失速。誰もが時代の寵児Kashifの黄金時代は終わったと感じたはずです。

ところがこの作品。語り入りスロー"Black Woman"や、完全80'sノリのミッド・ダンサー"So Emotional"の何と深く、素晴らしいこと。新しいことは何もやっていなくとも、この独特のサウンドに引き込まれるのは何故でしょう。

R&B、ソウル・ミュージックを作品化するには本人の感性、才能だけでなく、時代やその時の年齢、生活スタイル、環境、良き理解者等々。多様なファクターが絡み合い、紙一重の違いでそれが傑作化につながったりするのかもしれません。

今夜は琥珀色のアルコールに、いつもより長く酔いしれながらのエントリー。
by olskooljam | 2011-01-23 03:17 | Indie Soul
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